祖父が手仕事のひとだったからか、木肌のぬくみが残っているような日用品に、なんとなく目が引き寄せられます。けっして饒舌ではないけれど、そこには職人さんの心意気がそこはかとなくのぞいていて・・・それでいて、ひと筋縄ではいかなさそうなところがなんだかいいみたい。この本のなかには、いろいろな和雑貨が紹介されているのですが、やはり気になるのは「井川メンパ」。その混じり気のない美しさに、ますます心惹かれます。

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