最近、旅をしなくなった。ひとりバックパックをかついで、あてもなく彷徨う−みたいな旅。見知らぬ街、知らないひと、耳慣れない言葉。何もかもが目新しくて、そのひとつひとつに、こころ踊るときもあったのだけれど。近ごろはもっぱら、同じ場所に繰り返し足を運んでばかり。。。何度も訪れてるはずの街なのに、また新しい発見がある。それが何よりも楽しい。
でも、マツモトヨーコさんのバリ島旅日記を見ていると、なんだかちょっと、旅心をくすぐられた。真昼に寝そべる黒い犬、市場に並べられた色あざやかな果物、鳥かごのなかのニワトリetc.etc.描かれているのはとりたてて何のことはない街の片隅の光景だったりするのだけれど、なぜかとても惹かれる。「天国の日々」をかたちづくるのは、こういうささやかなことだったりするのかもしれないと思う。
旅先って、思わず立ち止まって恍惚としてしまうような一瞬に出会うことが、けっこうあるのだ。その幸福を誰かとわかちあいたいのだけれど、そういうときは決まってそばに誰もいない。そのうち誰に伝えたいのかも、あやふやになってしまう。だからこんなふうに旅の瞬間を切りとることができたら、しあわせだろうな。そしたら絵葉書の一枚も描いて送るのに・・・と、絵心に欠ける私は思ったりするのでした。
でも、マツモトヨーコさんのバリ島旅日記を見ていると、なんだかちょっと、旅心をくすぐられた。真昼に寝そべる黒い犬、市場に並べられた色あざやかな果物、鳥かごのなかのニワトリetc.etc.描かれているのはとりたてて何のことはない街の片隅の光景だったりするのだけれど、なぜかとても惹かれる。「天国の日々」をかたちづくるのは、こういうささやかなことだったりするのかもしれないと思う。
旅先って、思わず立ち止まって恍惚としてしまうような一瞬に出会うことが、けっこうあるのだ。その幸福を誰かとわかちあいたいのだけれど、そういうときは決まってそばに誰もいない。そのうち誰に伝えたいのかも、あやふやになってしまう。だからこんなふうに旅の瞬間を切りとることができたら、しあわせだろうな。そしたら絵葉書の一枚も描いて送るのに・・・と、絵心に欠ける私は思ったりするのでした。
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