カリフラワー・ロマネスコ。別名珊瑚礁カリフラワー。見た目は緑色のサザエがいっぱいという感じで、幾何学的な螺旋模様が繰り返されるフラクタルな美しい形をしています。ほ〜ら、どんな植物なのか気になってきたでしょう?写真を見て、納得。その造形美にうっとりします。確かこのカリフラワー、どこだかのスーパーでも見たことがあるはずなんだけどなぁ。食べてみたいなぁ。育ててみたいなぁ。出町柳のタネゲンだったら種を売ってるかなぁ。このあいだ時期はずれのツルムラサキ売ってたしなぁ・・・と、こんな調子ですっかり著者の思惑と狂わせられ、”不思議な植物”の怪しげな誘惑に、ついついよろめいてしまう危険な一冊。ちなみに、これは『捨てるな!うまいタネ』の続編です。
「翡翠色の花を咲かせるヒスイカズラ」だとか「ピンク色のタンポポ」だとか「ヒマラヤに生える幻の青いケシの花」だとか「不可能という名の蒼い薔薇」だとか聞いて、思わず胸がときめいてしまうひとにはおすすめの本。もちろん育て方も載っています。
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