地球上には膨大な数の人々がいて、その大多数は私が訪れたり住んだりした場所の近くはおろか、その周辺にすら暮らしたことがないのを考えると、このような偶然の出会いは信じられないもののように思われる。・・・しかし、不思議な巡り合わせというものはあるもので・・・そこには、世界が実際には見かけよりもはるかに「狭い」といえる道理のようなものがあるのだろうか?それを説明する何かが存在しているのだろうか。


6人たどれば、世界中のだれとでもつながる?!どうやら、そんな奇妙な法則があるらしい。細胞の代謝、食物連鎖、インターネットなどを例にあげながら、「スモールワールド・ネットワーク」の単純な法則、そこから広がる複雑な世界を検証する本。たったの「6人」というのが、なんだかすごい。でも、ひととひとを結びつけるのは「単純な法則」だけじゃなくて、会いたいという気持のほうが大きいような気がします。あとは、ほんのすこしの勇気。(これが問題だ・・・)

ところで「世の中、狭いかも」と感じることって、誰しもあるかと思うのですが、特に京都は狭いのではないかと個人的には思わなくもなくて。。。「ひとりを介せば、なぜかつながる」というまことしやかな噂は、あながち嘘ではないみたい。はたして不思議なご縁というのは大事にしたいなあと思ふ、今日この頃。

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