新宿中村屋 相馬黒光
2005年6月10日 ノンフィクション学者あり画家あり、彫刻家あり新聞記者ありと、新宿中村屋の茶の間には一癖も二癖もあるものが集まった。そこでひときわ華やぎを見せていたのが、店の女主人 相馬黒光。9人の子の母となり、店を繁盛させる一方、革命家を匿い、ときに恋もして・・・時代に先駆けて激しく生きた”サロンの女王”の80年の生涯を描く。なかなか激しい方だったようで、末息子さんとの葛藤のくだりを読みながら、かなりハラハラいたしました。だけど、不思議な魅力をあわせ持つひとだけに、どこか憎めないお人柄のようで。最終章でほっと一息。
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