狩人バチの生活を紹介するファーブル昆虫記第二巻。幼虫の餌になるゾウムシやコウロギを見つけると、ハチはその毒針でもって獲物の急所を刺す。そして、身動きが取れなくなった虫を巣穴に引っぱりこみ、卵をうみつける。孵化した幼虫は、獲物の急所をはずしてその肉を食い、生きたまま、空になるまで食いつくす。一見死んだように見える獲物は、どうして生きたまま幼虫の餌食にさせられるのか?毒針で神経を麻痺させる技術をハチはなぜ知っているのか?・・・ハチの本能の不思議に迫る一冊。

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