新版 クラウド・コレクター
2005年5月24日 小説祖父はどうしてこんなに膨大で緻密な「嘘」をしたためていたのでしょう?そして、なぜそれを自ら封印してしまったのでしょう?手帖が記された時期は、クラフト・エヴィング商會の歴史において、祖父自ら「冬眠」と名付けた空白の期間に当たります。この長い長い冬の眠りの中で祖父はいったい何を夢見、何を商おうとしたのか・・・雲をつかむような冒険物語。記憶と忘却をめぐるファンタジー。クラフト・エヴィング商會を愛する「見物客」の皆さま必読。この本がおそらく原点です。
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