カクレクマノミを主人公にした『ファインディング・ニモ』(2003年公開)の物語は、著者によると生物学的にはこういう展開になるらしいです。「まずお母さんがいなくなると、お父さんはやがて性転換してメスになる。そして卵から孵化した稚魚は浮きあがって流されていってしまうので、イソギンチャクで一緒に住むようになった『息子』は、実の子ニモではなく、どこかで生まれて流れ着いた他人の子と入れ替わっているはずだ。それに稚魚のときはまだ未成熟なので、息子とも娘とも呼ぶことはできない」

なーるーほーどー。でも、もしも映画館で横に座ったひとにこんな解説をされたら、百年の恋も冷めるというか、かなりげんなりしちゃうわよね。ちなみに、我が父はこういう嫌味な解説を嬉々としてするひとなのでした。やれやれ。

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