料理歳時記

2005年5月18日 衣食住
赤貝の赤と新わかめのみどり、真白いうどの配合の美しさ、やんわりした三杯酢をかけて、わさびをあしらっていただく楽しさ。また、西京甘味噌を味噌と酢でとろりと、とき辛子を少ししのばせて、酢味噌でいただくのも春の味です。
なんだかとっても正統派なお料理随筆。当方なんちゃって料理人なもので、読みながら冷や汗な箇所もございました。(「えっ、卯の花って本当はそうやって作るの?」とか・・・)でも、読んでいるだけで「美味しゅうございました」とつぶやきたくなる一冊。個人的には、なずな・たんぽぽ・つくし・よめな等々−春の野の草の食べ方、クセのある野菜の下ごしらえの仕方なんかがお役立ち。

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