どうしておとなはそんなにじぶんの子どものころのことをすっかり忘れることができるのでしょう?そして、子どもの時にはずいぶん悲しく不幸になるものだということが、どうして全然わからなくなってしまうのでしょう?
・・・子どもの涙はけっしておとなの涙より小さいものではなく、おとなの涙より重いことだってめずらしくありません。
サブタイトルは「ある在日朝鮮人の読書遍歴」。徐京植さんは『プリーモ・レーヴィへの旅』の著者で、確かNHKのドキュメンタリーにも最近出ていらしたはず。徐さんが子どもの頃に読んだ本で、いちばん印象に残っているのは『寺田寅彦集』なんだとかで、あまりの早熟さにクラクラしてしまいました。タイトルはケストナーの『飛ぶ教室』にちなんで。

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