さらに再読。この本がとても面白かったので、中島岳志さんのことは前から注目してました。それに経歴を見ると、専攻は違えど同級生なのよね。オウム真理教の地下鉄サリン事件が起こった94年に大学に入学し、小林よしのりの『戦争論』が売れに売れ、「新しい教科書を作る会」が全盛期だった頃・・・著者の中島さんと私はおそらく同じキャンパスを歩いていたんです。近くにこんな聡明なひとがいただなんて・・・お近づきになりたかったです。(って、もう遅い)ともあれ、国境・宗教・ナショナリズム―というテーマにいまだ興味関心が尽きないのは、やはりあの大学で過ごした4年間という時間が尾を引きずっているからなのでしょうか。うーむ。。。
インドって縁遠かったんだけど、小熊英二さんの『インド日記』と小川忠さんの『ヒンドゥー・ナショナリズムの台頭』も合わせて読むと、現代インドの輪郭がなんとなく見えてきました。おすすめの書。

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