朝日新聞 日曜版で連載されていた『女たちの地球物語』の単行本。20代の女性から年配の女性、日本人から在日コリアンまでと、さまざまなバックグラウンドを持つ女性たちが、日本を離れた異国の地で夢を追う姿を描く。
「夫死んで、妻二人、仲はよろしおすよ」
アフガニスタンに渡り、貿易商の夫と、もうひとりの妻と一緒に暮らした八木美津子さんの話が特に印象に残った。65才になってもひとは嫉妬から逃れられないことを知った・・・って、ぐるじそう一夫多妻制。ともあれ、パートナーのまなざしに寄り添うことで、その国の新しい一面が見えてくる、理解が深まるというのは、すごく素敵なことだなと思う。

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