大統領の理髪師

2005年4月6日 映画
いまだ興奮、冷めやらず。素晴らしい!!近年まれに見る秀作★★★★『シルミド』や『殺人の追憶』のような、軍事独裁政権下の60年代〜70年代を描く韓国映画がここ数年で急増したが、これほど洗練された作品はなかったはず。監督が「父親世代に対する敬慕の念を込めて作りあげた」と言うだけあって、笑いと愛惜に満ちた、非常に上質な悲喜劇に仕上がっている。主人公の理髪師が、パク・チョンヒ大統領の肖像を削るシーンは特に秀逸。

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