ドキュメンタリー映画の世界 2005 3日目
2005年3月28日 映画毎日毎日、千客万来。このテーマでこんなにひとが集まるなんて、本当にすごいことなのかもしれない。最終日の今日はさらに満員御礼で、会場は異様な熱気につつまれていた。
《本日観た作品》
『ソルダート』
2000/イスラエル/監督 シャローム・ハゲル
宗教学校に通えば徴兵を免除されるはずのアドンは友人の勧めで徴兵検査を受けることにする。しかし、入隊直前に彼の心は揺れる。イスラエル社会との絆に悩む若者の自画像が描かれる。(個人的にはかなり気になった作品。アロン君はおそらく実際には兵役に行かないという選択をしたのだと思うが、軍隊のなかで葛藤するアロン君を見たかった)
『ストロンポリ・テイク2』
『赤軍−PFLP 世界戦争宣言』
1971/日本/監督 足立正生
1971年ベイルートに向かった若松孝ニと足立正生は現地の赤軍派「PFLP」と共闘し、パレスチナゲリラの日常を描いたニュースフィルムを作り上げた。日本国内においては赤バス上映隊が結成され、運動の映画としての金字塔的作品
『灰』
2001/イスラエル/監督 リマ・イーサ
イスラエル兵に村を追われた母。警察官の仕事を続ける父。娘はビデオを手に母を撮る。あなたはパレスチナ人なのか。父はなぜイスラエルの警察官を続けているのか。イスラエルの若手監督による短編集の1本。(これもまた個人的にはとても気になった作品。386世代に代替わりし、親日派の功罪が問われている韓国と重ね合わせながら、考えてしまった。)
『ジェニン ジェニン』
2002/パレスチナ/監督 モハマッド・バクリ
2002年イスラエル軍は西岸地区のジェニン難民キャンプを襲い、100m四方を完全に破壊した。アラブ系の俳優として活躍するモハメッド・バクリはその直後のジェニンに潜入し、家族が瓦礫の下に埋まったままの人々の証言を集め、イスラエル軍の破壊のすさまじさとパレスチナ人の不屈の意思を描き出す。(真剣に観すぎて非常に気持ちが滅入ってしまった。「人生でいちばん悲しいことは、自分の腕のなかでひとが息絶えることだ。助けてくれと懇願されているというのに、自分は何ひとつできなくて」という言葉がいつまでも頭に残る)
《本日観た作品》
『ソルダート』
2000/イスラエル/監督 シャローム・ハゲル
宗教学校に通えば徴兵を免除されるはずのアドンは友人の勧めで徴兵検査を受けることにする。しかし、入隊直前に彼の心は揺れる。イスラエル社会との絆に悩む若者の自画像が描かれる。(個人的にはかなり気になった作品。アロン君はおそらく実際には兵役に行かないという選択をしたのだと思うが、軍隊のなかで葛藤するアロン君を見たかった)
『ストロンポリ・テイク2』
『赤軍−PFLP 世界戦争宣言』
1971/日本/監督 足立正生
1971年ベイルートに向かった若松孝ニと足立正生は現地の赤軍派「PFLP」と共闘し、パレスチナゲリラの日常を描いたニュースフィルムを作り上げた。日本国内においては赤バス上映隊が結成され、運動の映画としての金字塔的作品
『灰』
2001/イスラエル/監督 リマ・イーサ
イスラエル兵に村を追われた母。警察官の仕事を続ける父。娘はビデオを手に母を撮る。あなたはパレスチナ人なのか。父はなぜイスラエルの警察官を続けているのか。イスラエルの若手監督による短編集の1本。(これもまた個人的にはとても気になった作品。386世代に代替わりし、親日派の功罪が問われている韓国と重ね合わせながら、考えてしまった。)
『ジェニン ジェニン』
2002/パレスチナ/監督 モハマッド・バクリ
2002年イスラエル軍は西岸地区のジェニン難民キャンプを襲い、100m四方を完全に破壊した。アラブ系の俳優として活躍するモハメッド・バクリはその直後のジェニンに潜入し、家族が瓦礫の下に埋まったままの人々の証言を集め、イスラエル軍の破壊のすさまじさとパレスチナ人の不屈の意思を描き出す。(真剣に観すぎて非常に気持ちが滅入ってしまった。「人生でいちばん悲しいことは、自分の腕のなかでひとが息絶えることだ。助けてくれと懇願されているというのに、自分は何ひとつできなくて」という言葉がいつまでも頭に残る)
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