純愛時代

2005年3月20日 新書
本書に登場するひとたちにはひとつの共通点がある。それは「純愛」のために心を患っているということだ。しかし彼らの恋愛とて特殊なものではない・・・精神科を訪れた患者たちの事例を取り上げ、”純愛”をキーワードに、精神科医である著者が解説を行う。 
この悩ましげなタイトルに惹かれて、本書を手にとったひとは少なくないだろう。事例が具体的な割には、専門的な解説が少なすぎないか?と首をひねったひとも少なくないだろう。いわゆる『冬ソナ』の純愛を思い描いて読むと、なんとなく肩透かしをくらう・・・かもしれない。

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