日本でもアジアでもカエルは昔から、身近な存在でありつづけてきた。カエル釣り歴60年!の著者が贈る、可愛くて美味しい両生類をめぐる雑学オンパレード。
読みながら幼き日々を思い出す。そういえば私もアマガエルを育てていたんだった。学校から帰ってくると、捕虫網を片手にハエの捕獲にあけくれる毎日。(何せ鮮度が第一ですからね)そのうち、さすがに疲れてきて「自由におなり」とばかりに庭に解き放ったのでした。水槽のなかではきれいなカエル色だったカエルが、途端にむくむくと太り出し、木の枝と同じ色になってしまったときはかなしかったなぁ。とはいうものの、カエル一家は池で繁殖し、何代にもわたってケロケロ鳴いていたのでした。

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