東京の仕事場

2005年3月17日 衣食住
写真家・漫画家・イラストレーター・雑誌編集者etc.etc.第一線で活躍するひとたちの仕事場を写真と文章で紹介する本。写真のほうが面白い(文章はフォントが小さすぎて読みにくい!)あたり前のことだが、こだわりの部屋が多い。窓辺のオブジェや薄明かりのライトスタンドはもちろん、「うっかり買ってしまった珍妙なみやげ物」でさえも、そのひとらしさをかもしだしている。じつに居心地の良さそうな部屋なのだけど、どこか来るものを拒んでいるような気がするのは、気のせいなのだろうか?

よく大学生の女の子が「自分を持っているひとが理想です♪」というようなことを言うが、本気で「自分を持っている」ひとは案外厄介なのである。(というようなことをつい姥心で言ってしまいたくなるのだが、そんなときはお口チャック)

ところで、ひとのお家にお邪魔したとき、「あ、なんか落ち着く」と思うのは決まって、なんとなく隙のある部屋だ。うちに遊びに来る友だちがよく「適度に散らかっているので、くつろげる」というが、それも似たような理由からなのかもしれない。(自分に有利な言い訳ではありませんので、あしからず)

しかし、こういう「こだわりの部屋」を見ると、つくづく自分の部屋は「そっけない」と思う。共同スペースにはいろいろ無駄なものを陳列しているのだが、自室はほとんど皆無なのな。これも「私らしさ」なんだろうか・・・(汗)

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