学者は影とふたり、保養地へやってきました。そこにはすてきな王女がいました。ものがよく見えすぎるという病気にかかっていましたが、そんなことも心配の種になるのでした。・・・王女は影に恋心を抱くようになっていました。それには、影も気がつきました。王女は、影の本心が見抜けなくなっていたからです。
アンデルセン生誕二百年を記念して出版された絵本シリーズ。アンデルセンのお話ってこんなに風刺的で薄気味が悪かったのかと驚く。シャミッソーの『影のない男』より断然面白い。★★★

コメント