たのしい不便―大量消費社会を超える
2005年3月9日 ノンフィクション電車や車を使わず自転車で通勤する、自動販売機で物を買わない、外食をしないなど、一人の新聞記者による実験の記録。消費中毒からの離脱のノウハウを確立する試み。「1ヶ月目。頑張りすぎて家族の反感を買う」とかいうのが、リアルでよかった。(家族の気持ちが)体感でわかる。うちの父は基本的には寡黙な理想主義者なので、幼少期は家族一同いろいろ振りまわされた。この本のなかの「楽しいエコライフ」のうち、大半を体験したことがあるというのはいかがなものか。「稲作」と「鴨をつぶす」は、さすがに未経験だが・・・かわいがって育てた鴨を「食べるために」つぶす父子の健闘ぶりが考えさせられた。良かった。
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