テレビの教科書―ビジネス構造から制作現場まで
2005年2月19日 新書みなさんに見てもらうのは、私のとらえ方とアプローチでたどり着いた、このテーマについての”現在”です。そういう意味で、ドキュメンタリーとは永遠の中間報告です。テレビの現場で長年ドキュメンタリーを制作してきた著者による「テレビの教科書」。例えば、著者が駆け出しの頃の話。とあるドキュメンタリー番組を作る際に、プロデューサーはADを呼んで、「期限は3日、関連書籍をかき集めて来い」ぽんと30万円(当時の)を渡したのだとか。いわく「資料費をケチると、いいドキュメンタリーは作れない」集まった書籍は200冊。
いまの現場がどうなのかは知らないけど、まっとうなせりふだと思う。
「大切なのは定説と異説のアウトラインをつかむこと。加えてキーマンは誰なのかを知ること」いまメディアに携わるひとたちのどのくらいが、このことを意識しているのだろう。最近は首を傾げたくなることばかりなのな。
「鳥は右と左の両羽ではばたく。どちらが欠けても、飛ぶことはできない」
ちなみにこれはお隣の韓国のノ・ムヒョン大統領の言葉。相変わらず現実は大変そうですが、言うことは某首相よりも的を得ていると思う。
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