さみしい男

2005年2月15日 新書
さみしいときぃ〜♪←某お笑いタレント調で・・・
「子供が『みんなでご飯を食べた』と言うとき、その『みんな』のなかに自分は数えられていないことに気づいたとき〜」
「家族に弱音を吐いて心配をかけたくないので、家で飼っているワンちゃんに愚痴を聞いてもらっているとき〜」
というような「さみしい男」のぼやきが全編に散りばめられていて笑っていいのか悪いのか悩ましい一冊。これを読めばあまりの「さみしさ」に心打たれ、明日から玄関で三つ指ついて旦那様をお迎えしたくなることうけあい。

ほんと、男のひとって大変なんですね。頑張ってらっしゃるんですね(滂沱の涙)そんなに肩肘張って頑張っているのに・・・女性は「40代も半ばをすぎると、近くの友人同士とネットワークをつくり、集まっては老後のことを話し合う」のだとか。夫が死んだらその後どうしようかと嬉々として語らう女性陣に、さすがの著者も嘆きます。「男はつくづくさみしい生き物だ。女って、ここまで現実的な生き物だったのか!!」確かにね・・・著者曰く「男はせいぜい『現役時代は忙しすぎて構ってやれなかったが、老後は妻とゆっくりと・・・』などと考えるのが関の山」なんだそうです。お聞きになられましたか?!奥さん?

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