京都シネマにて『ターンオーバー』を観る。4週目に突入して、さらに口コミで観客動員数が伸びているのだとか。さすが地元の映画。野村監督も来ていらっしゃった。お客さんの平均年齢が60歳を越えてそうなところも、この映画らしいと思う。
さて、私がこの映画の存在を知ったのは、ある記事がきっかけだった。以下はその抜粋。
これは京都新聞の文化報道部の井上理砂子さんという方が書いた記事らしい。勝手に引用してしまってごめんなさい・・・でも、とても印象深かったものだから。切り抜いて大事にしまっておいたのです。
こんなふうに背景を知って映画を観ると、また違った感慨がある。ちなみにクミコさんが書き下ろした曲はとても素敵です。公開は確か2月25日まで。
さて、私がこの映画の存在を知ったのは、ある記事がきっかけだった。以下はその抜粋。
幸せな撮影現場を見た。先月、京都文化博物館であった映画『ターンオーバー』のロケ。別館をダンスホールに見立て、若い男女が踊る。映画は老夫婦の純愛が主題だ。タンゴは彼らの、若い日の燃えるような恋情を観客に伝える。場面とともに、実は幸せは、現場そのものにあった。
動作は、大病をこえた京都在住の野村恵一監督のこん身の自主制作映画だ。藤村志保さんをはじめ、出演者やスタッフは順調に決まった。あとは音楽だ、と監督は思った。今回は譲れないこだわりだ。タンゴを鮮烈に彩り、さらに観客が口ずさんで物語を記憶する音楽がどうしても必要だった。探す過程で理想の音楽に出会った。京都を拠点に国際的に活躍するタンゴバンド「オルケスタ・アストロリコ」と、「わが麗しき恋物語」が大ヒットした歌手クミコさんだった。
映画の予算は限られている。断れて元々と勇気を出し、CDの曲を使わせてほしい、と申し出た。
そして4ヵ月後。
重要文化財の別館に、礼服姿のアストロリコの面々がバンドネオンの生演奏を響かせた。スタッフの中に、大阪公演後に駆けつけたクミコさんがいた。出番のない藤村さんや粟塚旭さん、撮影を許可した文博職員・・・映画が結ぶ人々が一日限りのロケを見守った。
「信じられない。今日はとてもぜいたくな日」。監督はかみしめた。数日後に東京から郵便が届いた。クミコさんが映画のために書いた新曲が入っていた。
これは京都新聞の文化報道部の井上理砂子さんという方が書いた記事らしい。勝手に引用してしまってごめんなさい・・・でも、とても印象深かったものだから。切り抜いて大事にしまっておいたのです。
こんなふうに背景を知って映画を観ると、また違った感慨がある。ちなみにクミコさんが書き下ろした曲はとても素敵です。公開は確か2月25日まで。
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