社会主義諸国の崩壊は、アラブ地域では大きなショックで迎えられていました。アラブにおける「英雄たち」である日本赤軍と「テロリスト」日本赤軍という相反するふたつの姿・・・その両方が私たちにとっては「実像」であり、「虚像」でもあります。
日本赤軍も連合赤軍事件も、物ごころつく前の話なので、私は知らない。「イメージだけは知っている」ということほど、いかがわしいことはないと思っているので、読んでみることにした―日本赤軍最高幹部の母、重信房子が娘へつづった手記。「三十年以上前に、私たちは敗北したのです」と母が語るその理由は・・・3月に造形大で若松孝ニ監督の『赤軍―PELP:世界戦争宣言』が上映されるらしい。めったにない機会なので観てみたいと思う。

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