本日は久しぶりに映画館をハシゴ。
京都文化博物館にて坂根田鶴子さんの生涯を追った記録映画『坂根田鶴子の生涯』を観てきました。坂根さんは京都に生まれた日本発の女性映画監督。今年はその生誕百年にあたり、記念企画が開催されている。戦争と女性と映画のあいだで翻弄されたひとりの女性の生涯はじつに波乱に満ちている。

溝口健二監督のもとで助監督をつとめ、1936年には初監督作品『初姿』を撮影。ところが興行がふるわず、戦中は国策映画の製作を余儀なくされる。戦後は編集・スクリプターとして活躍・・・夏に如月社の神谷さんから坂根プロジェクトのお話をうかがって以来、ずっと気になっていた。今回の記録映画は、坂根さんの話を聞き書きしたものを詩人のひとが朗読するという形を取っていた。全編、京都弁。ひょうひょうと話されるので逆に、その数奇な運命の重さが身にしみた。私が生まれた年に亡くなられて、坂根家は地元・・・不思議なご縁を感じるのは気のせいだろうか。

21日に開催されるシンポジウムは職場の先生がパネリストをつとめるので、「取材に行かせて下さい」と現在課長に交渉中。ぜったいに行きたーい!!(今日はひそかにその下見なのだ)

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