ブッシュ大統領再選後、あまりにも腹立たしくてニュースを見る気がしなくて、最近はとんと世事に疎くなってしまったのだが、そろそろ気持ちを入れ替えるかと思って、この映画を観にいったというのに!ますますジャーナリズムに対する信頼を失ってしまった。功名心から記事を捏造していくグラス記者にまったくもって共感できないし、もたれあい体質の編集部は見ていてうんざりした。編集長のお手柄に拍手という最後もいかがなものか(笑)。彼は当然のことをしたまででしょう。別に英雄になる必要はないはず。それにしても「主要な3人の登場人物」のその後も憂鬱になる。いまの世のなか情報があふれているけれど、本当に大切なことって、じつはそれほど多くないんだと思う。

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