大人になれないまま成熟するために
2004年12月15日 新書
サブタイトルは「前略。『ぼく』としか言えないオジさんたちへ」。うーむ、個人的にいま最も気になる話題だ。著者の金原瑞人さんも自称「子ども大人」で、めったなことでは「おれ」とは言わないらしい。中高年者が自分が大人ではないと思っていることと、比較的若い人が若さを実感していないことの間には、おかしな「ねじれ」があるというのはごもっとも。誰もが方向性を見失って、意識過剰になっているというのも、確かに。でもやはり金原さんがお父さんだとしたら、つらくて痛い気がする。ちなみに娘さんは『蛇にピアス』の金原ひとみさんです。
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