ISBN:4022613572 文庫 本多 勝一 朝日新聞社
「アイヌ」とか「カムイ」とか「ユーカラ」とか「コシャマイン」とか・・・そういう言葉は、なぜか幼い頃に聞いたことがあるような懐かしさを感じると思っていたら、やっぱりそうだったのだと今更ながら気づいた。この本は朝日新聞の学芸欄に長い間、連載されていたらしく、それをおそらく読んでいた両親(そのころ北海道にも出張に行っていた)が食卓で話しているのを聞いたりして、だから妙に覚えてるんだ、きっと。耳で聞いた言葉って、ある日突然思い出したりするんだよな。家庭環境が及ぼす影響力って、かなり怖いものがある。それにしても、唐突に『カムイ伝』が読みたくなった。(家にあったはずの漫画は見つからない・・・いずこへ)四方田さんの『白土三平論』を読みたいのに、意味がわからない。でもカムイ伝は長すぎる。どうすればいいんだっ。

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