文庫本も出ているのだけど、写真がとてもいいので、単行本のほうを買いました。カメラマンは垂水さん。沖縄の写真といえば垂水さんというイメージが私は強いんだけど、どうなのかなぁ。澤地さんの文章は初めて読みましたが、どうも読みにくい。ルポものを書くのってすごくむずかしいんだろうな。「景色を読ませる」というのが、まずもってむずかしい。あとお話を聞いているときの臨場感を損なわない文章っていうのが。個人的には淡白なものより「ほどよく演出された」ルポが好きです。書き手の主観を読みたいんだと思います、ルポは。

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