僕の叔父さん 網野善彦
2004年12月3日 新書
ISBN:4087202690 新書 中沢 新一 集英社 2004/11 ¥693
宗教学者・哲学者として著作の多い中沢新一氏の「極私的網野論」。
歴史学者であり「僕の叔父さん」でもある網野善彦と過ごした日々、交わした議論の数々が描かれている。「その友愛の感情のいかに深く、いかに得難いものであったかを、こうしてその叔父を失った今、空の青さのように痛感する」という一文が、この本を端的に表していると思う。あとがきも心に残る。「網野さんとのあいだに実現されていた、あの透明なまじわりを取り戻したいと切に願って」書かれた本なのだ、これは。
宗教学者・哲学者として著作の多い中沢新一氏の「極私的網野論」。
歴史学者であり「僕の叔父さん」でもある網野善彦と過ごした日々、交わした議論の数々が描かれている。「その友愛の感情のいかに深く、いかに得難いものであったかを、こうしてその叔父を失った今、空の青さのように痛感する」という一文が、この本を端的に表していると思う。あとがきも心に残る。「網野さんとのあいだに実現されていた、あの透明なまじわりを取り戻したいと切に願って」書かれた本なのだ、これは。
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